お次は高野山です。
伊勢神宮から車で移動すること約4時間!
くねくねと曲がりくねった山道を登り、移動の大変さが身にしみたところでようやく到着。
運転してくれた「ちびっこ秘書」の洋子さん!お疲れ様!!
今夜はゆっくり休んでくださいね。
開運の旅はまだまだ続きます。
高野山ではどんな出来事に遭遇するのか今からワクワクです!
今回は神ムスビ開運旅の【高野山編】をお伝えします。
移動の疲れも吹き飛ぶ豪華絢爛寺院にお泊り!
移動でぐったり疲れた私たちが向かったのは今夜の宿坊「総持院」。
宿坊(しゅくぼう)とは参拝客や僧侶が宿泊するために寺院などに併設されている施設のこと。
高野山には117の寺院があり、そのうちの52の寺院が宿坊となっています。
「宿坊」と聞くと何となく簡素なイメージを持つ方もいらっしゃるかと思いますが、この日お世話になった総持院様は食事も豪華!建物も豪華!
ラグジュアリーホテルとは趣が違いますが、美しい調度品が並びまるで別世界。
玄関を入ったところ。
何ともまばゆい灯りではありませんか!
では総持院についての概要です。
宿坊・総持院概要
- 所在地:和歌山県伊都郡高野町高野山143
- 電話:0736-56-2111
- 開基:行恵総寺坊(ぎょうえそうじぼう)
皆さんご存知の高野山金剛峰寺の1世は弘法大師。
弘法大師から数えること28世が行恵総寺坊。
その行恵総寺坊が開基したのが総持院と言われています。
今から1,000年ほど前のこと。
とても由緒ある寺院です。
総持院滞在記
訪れたのは夕方。
とても温かく迎えてくださり、さっそくロビーのような談話室のようなお部屋へ。
何だか見たこともないような調度品。
襖の上に掛けられている額には般若心経が。
伺ったところ、こちらは加藤登紀子さんの直筆なんだそうです。
ここでウェルカムスイーツとお茶を頂きました。
スイーツはやはり和菓子でした。
疲れた体には特においしく、お代わりしたくなってしまうほど。
しかもそれをこんな豪華なお部屋で!
この椅子(スツール?ソファー?)すごくないですか?
座面が広すぎて…背もたれに届きませんでしたU_U
夕食も素晴らしかったです。
寺院なので精進料理ですが、見た目にもきれいに盛り付けられている上に温かいもの・冷たいもの、それぞれに最もおいしく頂ける温度でご提供くださったりとまるで会席料理のよう。
お肉やお魚がなくても大満足、楽しいひとときでした。
注目すべき点は他にもこんなところも。
「さすが」っていうのもおかしな表現ですが心の中では「さすがだわ」と。
襖絵に極楽浄土絵図なんてなかなか貴重。
思わず合掌。
明日は奥の院と壇上伽藍へ行ってまいります!
2日目は高野山奥の院へ
移動の疲れも癒され、いよいよ奥の院へ出発です。
高野山奥の院概要
所在地:和歌山県伊都郡高野町高野山550
- 電話:0736-56-2002
- 拝観料:無料
- 営業時間:
- 5月~10月:8:00~17:00
- 11月~4月:8:30~16:30
(最新の情報をご確認の上お出かけください)
弘法大師が入定(にゅうじょう:禅定に入ること)されたという正に聖地。
壇上伽藍(だんじょうがらん)と共に高野山信仰の中心となっています。
高野山奥の院へご参拝
昨日のような晴天、とはいきませんでしたがまずまずのお天気。
弘法大師が入定された奥の院にやって参りました。
奥の院の入り口・一の橋。
弘法大師が参詣に訪れた人をここまで送迎してくださるそうです。
まずは一礼して歩を進めます。
この先は樹齢数百年と云われる杉木立が立ち並び、その中に名だたる大名や名士たちの墓碑がずらり。
伊達政宗の墓碑です。
何百年前のものか…ふと物思いに耽ってしまいますね。
時代はさらにさかのぼり、こちらは織田信長。
意外と小さくて驚きました。
織田信長といったら派手好きなイメージでしたが…。
他にも明智光秀や武田信玄、親鸞聖人などの墓碑もありました。
途中お見かけしたのは修行僧の方たちでしょうか。足早に歩いて行かれました。
ついに御廟(ごびょう)橋までやってきました。
一の橋から2km弱の距離。
この橋の下を流れる玉川では今でも実際に極寒の中「水行」が行われるそうです。
ここから先は撮影禁止。
カメラはしまいます。
画像からも伝わるかと思いますが荘厳な雰囲気の中、手を合わせさせてもらうということがありがたく、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
午後は壇上伽藍へ
午前中に往復で約4km歩いてお腹もペコペコ。
午後は奥の院と並んで高野山信仰の中心とされる壇上伽藍(だんじょうがらん)へ向かいます。
が、その前に少し休憩。
昼食を頂きます。
昼食は洋風精進料理
精進料理にも「洋風」が存在するんです!
昨晩は純和風の精進料理だったのでランチは洋風で。
器は和風なんだけど頂いてみたらなるほど洋風。
またもやお肉やお魚がなくても大満足でした^^
いざ壇上伽藍へ!
お腹が満たされ元気も回復。
午後は宣言通り壇上伽藍へ参ります。
紅葉が美しく、それだけでもここまで来た甲斐があるな、と。
お天気も良くなってきてまたまたテンションが上がります!
壇上伽藍(だんじょうがらん)概要
- 所在地:和歌山県伊都郡高野町高野山152
- 入場時間:特に決まりはなくいつでも入場可能
- 拝観時間(金堂・根本大塔):8:30~17:00
- 拝観料:
- 金堂・根本大塔:500円
- 他:無料
(最新の情報をご確認の上お出かけください)
弘法大師が高野山に修行の場を開くにあたり、真っ先に着手されたのがここ壇上伽藍と云われています。
それ故、高野山信仰の中心となっているそうです。
まずは根本大塔(こんぽんだいとう)
鮮やかな朱が印象的な根本大塔。
近くで拝見するとその大きさ・迫力に圧巻。
真言密教の根本道場の象徴として建立されたため「根本大塔」と呼ばれるようになったのだとか。
と何だか完璧な印象。
ドキドキしながらのご参拝でした。
続いて金堂(こんどう)へ!
同じ敷地内にある金堂にもご参拝。
こちらは根本大塔とはまた違った趣の建物。
金堂とは「ご本尊を安置するところ」ということで「本堂」と同じ意味。
つまり寺院における最も重要な建物です。
現在の建物は昭和7年(1932年)に建てられたとのことで、もうずいぶん古いはずですが手入れが行き届いているからか、そんなに年月が経っているようには見えませんでした。
設計は武田五一。
ご本尊の阿閦如来(あしゅくにょらい)は高村光雲の作だそうです。
こちらでも感謝の気持ちを込めて手を合わせてきました。
今夜は宿坊「恵光院」
今夜の宿へ行く前にスイーツを頂きます。
「スイーツ」といっても「胡麻豆腐」です。
ふとした時に無性に食べたくなる「胡麻豆腐」。
今日はとびきりのを頂きます!
有名人御用達の胡麻豆腐屋さん
立ち寄らせてもらったのは三浦春馬クンも生前、訪れたという胡麻豆腐屋さん。
のれんがいい感じです。
さっそく中へ入り注文。
運ばれてきた胡麻豆腐がこちら。
つるんとなめらかでぷるぷる食感がたまらないおいしさ。
思わず笑みがこぼれます^_^
では今夜の宿へ!
宿坊「恵光院」概要
今夜お世話になる宿坊に到着しました。
恵光院の概要です。
- 所在地:和歌山県伊都郡高野町高野山497
- 電話:0736-56-2514
- チェックイン:14:00~22:00
- チェックアウト:~10:00
- ご本尊:阿弥陀如来、弘法大師、不動明王
(最新の情報をお確かめの上お出かけください)
もとは「廻向院」と呼ばれていたところ、徳川八代将軍吉宗の命により現在の「恵光院」に改めたのだとか。
また、明智光秀の菩提寺でもあるとのこと。
こちらも歴史があって由緒正しい寺院です。
写経体験
恵光院様では写経体験ができます。
公式サイトによると写経とは古来より人々の間で行われてきた最も簡易な修行法のひとつであるとのこと。
書き上げた写経は恵光院様に納めていただける(要予約)他、奥の院に納めることもできるそうです(有料)。
無心に写経していると心が穏やかになって「修行法のひとつ」という意味がよくわかります。
これなら帰ってからもできそう。
お楽しみの夕食
恵光院様にお世話になったのは秋もだいぶ深まってから。
外出もためらってしまうような肌寒い頃でした。
楽しみのひとつだったお庭も落ち葉のじゅうたん…。
ということで目下の楽しみは夕食!
今夜ももちろん精進料理を頂きます!
目でも舌でも楽しめる料理が盛りだくさん。
なのに体に優しいものばかりで、体の中からキレイになるってこういうことなんだなと妙に納得。
夕食後はナイトツアーへ行ってまいります!
奥の院ナイトツアー
夕食のあとは奥の院ナイトツアーへ。
日暮れもすっかり早まり、肝試しの様相。
ただライトアップされた紅葉がすごくきれいだとか、遠くにぼんやり見える夜景が別世界っぽかったりとか、昼間とは違う景色をたくさん見ることができました。
明日の朝は護摩焚きに参加させてもらう予定です。
よって早めに休んで備えます。
恵光院の護摩祈祷
恵光院様では宿泊者が参加できる「護摩祈祷」が行われています。
朝食前に毘沙門堂でご祈祷くださいます。
お願い事は家内安全、商売繁盛から始まり
- 身体健全
- 災難消厄
- 当病平癒
- 手術成功
- 心願成就
- 社運隆昌
- 事業繁栄
- 工事安全
- 交通安全 などなど
早い話、たいていのお願い事は祈祷してくださる、という懐の大きさ。
私もたくさんお願い事があるものの、ここはひとつ「もっと幸運体質になって周りのみんなが幸せになれるように」(平たく言うと心願成就)に絞りました^^;
やっぱりみんなで幸せにならないとね!
まとめ
3泊4日の伊勢神宮・高野山神ムスビ開運旅を終えて、今は心が軽やかになった気分です。
というのも日本にはたくさんの神様がいらして、実はいつも守られているんだなっていうことが実感できたから。
精進料理をたくさん頂いたこともあって心身ともにリセットできた気がします。
また機会があったら出かけてみたい場所のひとつになりました。