ことひら温泉開運道中記その3・一の宮田村神社参拝

神結びの旅

お次は香川でも屈指のパワースポットと名高い「田村神社」です。

「金刀比羅宮」と比べて(ばち当たり!^^;)社名はやや地味めですが、なんといっても一の宮です!

ここは歴史もふるく由緒ある神社ですがいわゆるパースポット的な雰囲気のある神社ではないのですが、正常な明るい空気が道わたっていて、温かみを感じる場所でした。家族で出かけても楽しめると聞き、1度は訪れたいと思っていたところです。

楽しんで開運にもなるなんて一石二鳥!この機会を逃すわけにはいきません。

というわけで今回は香川県の一の宮田村神社へ参拝に行ってきました!

一の宮田村神社の概要

まずは所在地やご祭神などの基本情報です。

一の宮田村神社概要
  • 所在地:香川県高松市一宮町286
  • 電話番号:087-885-1541
  • 別称:
    • 田村大社
    • 一宮神社
    • 定水大明神(さだみずだいみょうじん)
    • 一宮大明神
    • 田村大明神
  • ご祭神(田村大神):
    • 倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)
    • 五十狭芹彦命(いさせりひこのみこと)別名 五十狭芹彦命(きびつひこのみこと)
    • 猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
    • 天隠山命(あめのかぐやまのみこと)別名 高倉下命(たかくらじのみこと)
    • 天五田根命(あめのいためのみこと)別名 天村雲命(あめのむらくものみこと)
  • 謂れ:和銅2年(709年)行基によって社殿が創建


「一の宮」とはこの地域で最も社格が高い神社のこと。

冒頭で「社名が地味め」などと言ってしまいましたが、実はとても格式が高い神社なんです。その歴史はなんと1300年余!

しかもそれよりも前にこの地に信仰があったというから2度びっくり!

なんでも雨が少ないという土地柄、水が貴重だったため湧水地だったこの一帯にあった定水井(さだみずのい)という井戸にいかだを浮かべそこへ神様を祀っていたのがはじまりなんだとか。

また「田村」という社名は地名からきているそうで他の「田村神社」と違って坂上田村麻呂とは関係がないとのこと。

いよいよ一の宮田村神社に到着!

こちらが田村神社です。

何だかうっそうとした佇まい。やはり空気感が違います。

まず見えるのが「随神門」、その先が表参道です。

門をくぐると鳥居が。

ずいぶん新しくてきれいだなって思っていたら2009年にご鎮座1300年の記念で建立されたんだそう。

奥に見える建物に歴史を感じますね。なんだかワクワクしてきました!

その前に体を清めます。

手水舎に龍が。

別称に「定水大明神」とある通りこちらの田村神社では奥殿の下に今でも底なしの深淵(しんえん)定水井があるとされ、そこには龍が棲んでいるそう。

定水井を覗いたものは絶命すると言い伝えられているので見ることはできませんが田村神社では水の神様である龍神を湧き水への信仰の象徴として祀っています。

この手水舎の他にもあちこちに龍の像がありますので探してみるのもいいですね(^^♪

さてこちらは本殿です。歴史を感じる建物。明治の時代に建てられたそう。

本殿すぐ近くには授与所があり約100種類あるというお守りも購入できます。お守りの他、厄除けブレスレッドも人気だそうですよ。

 

水だけじゃない龍神様のご利益

田村神社の大鳥居の傍らにあるのが「宇都伎社」の鳥居です。

宇都伎社は田村神社の摂末社。

摂末社とは神社の境内や境外にある小規模な社殿を指します。

摂社と末社は現在では明確な違いはなく併せて「摂末社」と表現したり、単に「末社」と言ったりもします。

ただし時には摂社と末社を分けて使うこともあります。その場合は

  • 摂社:本社と所縁が深い社
  • 末社:本社とはあまり関連がない神様を祀る社

とし、摂社の方がやや上位とされています。

一の宮田村神社では明確に分けてはいないようですのでここでは「末社」とさせてもらいますね。

さて、宇都伎社は末社といえど立派な鳥居があり、その目の前にはまたしても龍の像が。

金の宝珠を持ったこの龍の像は先ほどの手水舎にいた龍よりも迫力があり思わず見入ってしまいます。

すると龍の台座に小判がたくさんあることに気づきました。

これについて調べたところ、龍は水神様というだけではなく金運にも通ずるのだとか。

農作物を生活の糧としていたならば現在でもそうであるように水(雨)はとても貴重なもの。それは多すぎても少なすぎても収穫には悪影響。

龍は神通力を持っていて雨を自由に降らすことができると昔から信じられており水を制する、つまり財運をも得ることができるとのことから人々は龍を金運の神様として手を合わせてきたそうです。

この龍の像は見ているだけでも金運がアップしそうな感じではありますが、ここは念入りに龍神様にお願いしたらもっと良さそう(#^^#)

私も小判を奉納させてもらって金運アップを祈願。

ちなみに初穂料は

  • 大判…1,000円
  • 小判…600円

ちゃんと龍神様にわかってもらえるよう名前を書くのも忘れずに。

境内には神池があり地下水を引いているそうですよ。ほんとに水が豊かです。

もちろんこの神池にも龍神様がおられます。

「田村の神は水の大神 ご神体は龍神なり」という歌も残っているそうです。

古より人々がいかに水を大切に思っていたかが伝わってきます。

まとめ

現代の日本では蛇口をひねれば安全できれいな水が出るという生活が当たり前で、水が人間にとってどれほど大切なものか忘れがちです。

今回、一の宮田村神社に訪れたことで水の大切さを再認識させてもらったように感じます。

水は多すぎても少なすぎてもだめなんです。適切な量を与えていただけてることがどんなにありがたいか!

それを感じただけでも来て良かったです!これも開運かも⁉

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