JALが更なるMaaS(Mobility as a Service:マイカー以外の移動もシームレスにという概念)の実現に向けて米Uberと戦略的パートナーシップを締結しました。
今後、移動がますます便利になりそうですね。
ただ移動だけにとどまらなそうなのがこの提携。
それもそのはず。
Uberといえば世界各国で配車サービスを展開している会社。と同時に日本では「Uber Eats」でもすっかりお馴染み、フードデリバリーサービスも展開しています。
つまり移動だけではなく食事の宅配だってシームレス。特に長い移動で疲れた時には助かりそうですね。
ただし、このパートナーシップ締結の第一弾は日本国内では残念ながら体験できません。
日本国内で体験できるのはJALとUberが提携した記念のキャンペーンでお得なクーポンがもらえること。
今回は
- JAL×Uber提携記念のお得なクーポンをもらう方法
- JAL×Uber提携により変わったこと
をお伝えします。
JAL×Uber提携記念キャンペーンのお得なクーポンをもらう方法とは
ただ待っていてももちろんクーポンは降ってきません。
どんなクーポンでどうしたらもらえるんでしょうか。
クーポンの内容とキャンペーン期間
クーポンは2種類。
- Uber TaxiとUber Blackで利用できる2,000円offクーポン×2
- Uber Eatsで利用できる2,500円offクーポン
キャンペーン期間は2021年4月1日(木)~2021年9月30日(木)まで。
忘れずにこの期間内に使いましょう。
Uber TaxiとUber Blackは国内での利用が初めての方(海外でのみ利用したことがある方も)が対象、Uber Eatsは初めて利用される方が対象です。
詳細は後述しますね。
クーポンの獲得方法
クーポンの獲得方法は2つ。
- キャンペーンページに記載されているプロモーションコードをUberやUber Eatsアプリに入力
- JAL国内線の機内Wi-Fiに接続しプロモーションコードを取得しUberやUber Eatsアプリに入力
1.キャンペーンページでプロモーションコードを取得
キャンペーンページの「キャンペーン内容」にプロモーションコードが記載されています。
アプリをダウンロードしてそのプロモーションコードを入力
入力手順は「プロモーションコードご利用方法」に画像付きでありますのでぜひご参考に。
2.JAL国内線の機内Wi-Fiに接続しプロモーションコードを取得
こちらは機内Wi-Fiに接続したら表れる「Uberボタン」をタップするとプロモーションコードが取得できますのでアプリに入力してください。
入力手順はキャンペーンページの「プロモーションコードご利用方法」に画像付きで説明があります。
Uber利用時の注意事項
【Uber Taxi/Uber Black/Uber Eats共通】
- クーポンの譲渡や換金は禁止
- Uberのサービス利用にはUber Technorogiesのプライバシーポリシーや利用規約が適用されます
- キャンペーンは予告なく変更や終了することもあります
【Uber Taxi/Uber Black】
- クーポンが利用できるのは日本国内でUber の配車サービスを使ったことがない方
- プロモーションコードは必ず配車依頼の前に入力しておきましょう
- 各タクシー会社の規定の迎車料金がかかる場合もあり
- 現金での決済は割引適用外(Apple Payも適用外)
- 料金が2,000円未満でもクーポンは使えます(残額の繰り越しやおつりは出ません)
- Uberアプリの利用方法はこちら
【Uber Eats】
- クーポンが利用できるのは
- 初めてUber Eatsを使う方
- Uber Eatsアプリまたはwebサイトで日本国内からの注文のみ
- 1回の注文が各手数料とサービス料を除いた代金が税込750円以上
- 2021年9月30日23:55まで
- クーポンを利用した注文をキャンセルしてもクーポンは戻りません
- 複数のクーポンを併用することはできません
- プロモーションコードは必ず注文前に適用しましょう(詳しくはコチラ)
- 事前に予告なくクーポンの利用中止や変更をすることもあり
- お持ち帰りにはクーポンは使えません
- 各手数料やサービス料を除いた代金が2,500円未満でもクーポンは使えます(残額の繰り越しやおつりは出ません)
- 注文した商品の品切れでクーポンが使えなかった時はコチラからサポートへ問い合わせてください
さらに詳細はキャンペーンページでご確認ください。
JAL×Uber提携で変わったこと
と、ここまでは提携記念キャンペーンでクーポンがもらえることばかりにひたすら着目してきましたが、肝心の提携についても触れておこうと思います。
第一弾は北米・ハワイ
なぜ提携後の変化には少し消極的なのか…それは冒頭でもお伝えした通り第一弾では日本はサービスの対象外だから。
人の流れが極端に制限されているのでそれは仕方なし、と思いますがちょっと残念。
とは言っても外国で暮らす友人に教えてあげたい、とか近々外国に引っ越す予定がある、という方もいらっしゃるかも知れないのでここではJAL×Uber提携による変化をご紹介いたします。
- 第一弾適用エリア:北米・ハワイ
- 内容:JALアプリにUber配車リクエスト機能が追加
-
- エリア内の空港到着から目的地までUberを利用することでシームレスに
- 注意事項:北米・ハワイではUberXとUber Blackがキャンペーン対象
日本では少しずつ移動が便利になってきているとは言えまだまだ。
違う乗り物に乗り換えるときにはその度に料金を支払わなければいけないし、待ち時間が長いこともあります。
JALが取り組むMaaS領域
MaaS(Mobility as a Service:マイカー以外の移動もシームレスに)の概念が初めて生まれたフィンランドでは移動手段のサブスクとして毎月499ユーロ(65,000~66,000円ほど/2021年5月現在・他にもプランあり)を支払うことであらゆる公共交通機関に加え、タクシーやレンタカー、シェアサイクルに至るまで一部を除いてほぼ乗り放題。
それにより
- 自家用車を乗るより排気ガスが少ない
- 駐車場問題も解決
- 乗り換えの負担が体力的にも少ない
- 待ち時間の短縮
- 乗降の度に料金を払わなくて済むのでスムーズ
- 運転ができない方も移動しやすい
など良いことがいっぱい。
国内に自動車自動車産業がないフィンランドでは国民が移動の手段として自家用車を購入すればするほどお金が国外に流出するということに悩まされていました。
そこで生み出されたのが「MaaS」です。
自家用車よりも便利な移動手段としてすっかり定着しているんだとか。
一方、日本では自動車産業が重要な基幹産業として日本経済を支えてきました。
それでMaaSのような移動手段の一元化には遅れをとっている、と考えられます。
特に地方に住んでいると自家用車は重要な移動手段で車なしでは生活に支障を来してしまいます。
ただ日本でもこの先、高齢化が進めば運転を諦めなければいけない状況になり、食料品や日用品の購入もままならないということになりかねません。
公共交通機関が衰退した地方においては特に大きな課題です。
そのMaaSは日本でも既に実証実験が始まっており、世界初の本格的なMaaSプラットフォーム「Whim(ウィム)」(日本版)でも紹介されています。
まとめ
今回はJAL×Uber戦略的パートナーシップ締結記念のキャンペーンについてとJAL×Uber提携による変化(恩恵)やJALも目指しているMaaSについてまとめました。
自家用車はとても便利で自分の空間も持てることから簡単には手放せないかも知れませんが、移動の度に駐車場を探すのが大変だったり維持費が高かったり、さらには事故のリスクも高いことを考慮したら自家用車並みに便利な移動手段なら試してみたい、と考える方も少なからずいらっしゃるんじゃないかと思います。
自家用車を所有することが豊かさの象徴、みたいな時代はもう終わったのかも知れません。